愚禿堂について

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ごあいさつ

ごあいさつ

愚禿堂ウェブサイトにご訪問いただきありがとうございます。愚禿堂と書いてグトクドウと読みます。「愚(オロ)かな禿(ハゲ)がやっている演劇部」ぐらいの意味で名付けました。

もともとは、「演劇とはなんぞや」「俳優とはなんぞや」ということを考察して実践してみる場として発足しました。2020年末のことです。他所でなかなか口に出せない、演劇に関する本音、疑問、功罪、そして期待や展望など、具体的な実践方法を含めて語り合いました。眉間にシワを寄せながら話すのではなく、自宅のリビングでお茶とお菓子を嗜みながら、楽しくおしゃべりをしてスッキリして解散する、そういう密かな楽しみでした。

「密かな楽しみ」ですので、大っぴらにする意思はありませんでした。演劇に携わっている友人と、演劇を話題にコソコソ話をする。俳優をやっている友人と、コッソリ練習をしてみる。愚禿堂はそういう存在で良いと思っていたのです。クローズドでマニアックでいいと思っていたのです。「演劇経験者のための場」なので、それでいいと思っていたのです。

愚禿堂について

愚禿堂について

非公開でやっていこうと思っていましたが・・・

そんな折に、愚禿堂メンバーから「愚禿堂をオープンにしてやってみてはどうだろうか」という提案を頂きました。公開版愚禿堂の構想が生まれました。開催に向けて準備をしていく中で、頭に浮かんできたことは次の二つです。

①習い事として気軽に取り組める演劇を目指してみる
②ハイレベルなことは個人レッスンで行なう


例えば「ピアノ」は習い事としてスタンダードと言えるでしょう。他にも「お習字」や、最近だと「ダンス」も習い事として成立しています。しかし、不思議なことに「演劇」となると、途端に習い事の範疇から外れてしまいます。これをどうにかしてみたいと思っているのです。  

また、ハイレベルなことも扱ってみたい。普段の演劇公演のための稽古では触れられないような、俳優同士だから語り合える演技の核心部分というのが確かにあります。その底上げに取り組んでみたいと思っているのです。ボクサー(あなた)とそのトレーナー(私)のような関係で、非公開の自主トレをしてみたいとも思っているのです。

非公開でやっていこうと思っていましたが・・・
非公開でやっていこうと思っていましたが・・・

公演は放棄してみようと思います・・・

準備を続けていく中で、もう二つ加わりました。

③俳優としての技術(=演技の構文)の言語化にトライする
④いわゆる「劇場を借りての本公演」は放棄する(力のある団体に委ねる)
 
「劇場を借りての本公演」こそ、演劇の醍醐味です。自分たちが2ヶ月間稽古してきた作品をお客さんに披露する。舞台上でライトを浴びる。カーテンコールの鳴り止まない拍手をもらう。俳優冥利に尽きるのは、まさにそういう瞬間です。本公演=演劇の王道だと言えるでしょう。

しかし、愚禿堂では公演を放棄してみようと思います。公演は、力のある劇団やプロダクションに委ねることにしました。その代わり、初めて演劇をされる方へのワークショップや、習い事としての演劇の普及に集中しようと思います。また、個人レッスンでは演技の深い深いところまで追求して、公演の稽古だけではどうしてもたどりつけない世界を共に見たい。俳優を体験してみたい方も、俳優をやっている方も,俳優に疲れてしまった方も、受け入れたい。愚禿堂に寄り道したその後は、ご自身の道に戻っていって欲しいのです。

今のところ見えてきた我々の在り方は、

「愚禿堂は、演劇活動における保健室でありたい」

というものです。

痛い注射はありません。怖い先生もいません。どうぞ安心してアクセスしてください。


公演は放棄してみようと思います・・・
公演は放棄してみようと思います・・・

活動場所

ワークショップやレッスンは兵庫県西宮市内を中心に公民館や音楽スタジオ、寺院などで活動しております。
その都度場所は変わりますので、必ず事前のご確認をお願いいたします。
ご希望の開催場所などございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

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