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2024/04/29

フランス滞在記10

結果的にこのようなルートを走行した。


ラ・デファンス→Grande Volière(動物園・遊園地)→凱旋門→ルーヴル美術館→コンコルド広場→凱旋門→ラ・デファンス

 

 
途中でトイレのために飲食店に入ったり書店に入ったり自転車を乗り換えたりしながら進んでいったわけだが、朝10時頃から18時台までよくサイクリングを続けたものである。走行途中、「中野さんは行きたいところないんですか?」と問われた。「ないんです」と答えた。




 フランスについて予備知識があるわけでも思い出があるわけでもないので、特に訪れたいところはないのである。それよりもとにかく芝居がしたい。パリ版の『リハーサル』の芝居のことを考えていたい。本番にコンディションを合わせていきたい。自転車に乗りながら、そういう気持ちを再確認したのであった。












写真①
自転車は最大で45分まで。時間との戦いになる。観光場所の近くには自転車返却場所があるが、45分を越えてしまったら追加料金が発生してしまう。どこで乗り捨てるのか、どこで再び乗るのか、考えながらの旅となる。


写真②
流石に口をあんぐりさせてしまった。荘厳である。筆者はこの場所の謂れを良く知らないが、知らずにやってきてもしばし呆然とするだろうと思う。



写真③
コンコルド広場にはバスケットコートがあって、若い人たちや子どもたちが遊んでいた。こういう光景にこそワクワクする。


写真④
この日の夕食。スーパーで買い出ししたものを食べている。フランスパンは確かにおいしい。普段は乳製品をとらないのだが、チーズに挑戦。「コンテ」というチーズがとても美味しい。写真に写っているチーズはまた別のもの。何と言ったか忘れてしまった。




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西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。



フランス滞在記102
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2024/04/28

配信が始まっています

坂本企画『抱えきれない わたしを抱いて』の配信がスタートしました。ぜひご覧になって楽しんでください。観劇三昧というサイトでご覧いただきます。初回は会員登録が必要となります。来年の4月28日(月)17:59まで何度でも見返していただけます。ご鑑賞料は¥2000です。定点取りの記録映像ではなく、複数のキャメラで撮影され編集された、BSで流れても問題ないようなレベルの映像となっておりますのでぜひご覧ください。



https://kan-geki.com/tvods/detail/340
(クリックしてもいきなり課金されるわけではないので、ぜひリンクから飛んでみてください。)





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西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。

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2024/04/27

フランス滞在記9

 2年前に西宮に戻ってきてから一切乗っていない。ブランクがあることだし、電動自転車にも慣れていない。しかも全く知らない異国で乗るのだ。当然、恐る恐るの運転となった。





 最後尾につけて行ったのだが、前とは大きく離され、一度はぐれてしまったほどである。大阪と違って、自転車走行の規則が随分とキッチリしているようだ。それをアドリブで守りながら運転するわけだが、すぐ隣を猛スピードの自動車がビュンビュン通り抜けていく。「パリは運転が荒い」ということなのだろうけれども、自動車が獣のようだ。ほぼすべての車のどこかが凹んでいる。一様に砂埃にまみれていて、日本で見る車の姿とは異なるように思った。そんな獰猛な獣は荒ぶりながら走り抜ける。





(おそるおそる。)



自転車の道が確保されているのでそこを走行すればいいのだが、そのスレスレを獣が走っていくものだから、恐くて仕方がない。それでも前の自転車に離されないように一生懸命漕がなくてはいけない。スリル満点のライドとなった。




「とにかく無事に自転車の旅を終えなければならない」これが筆者の至上命題となった。筆者だけではない。前を行く演出の増田さん、俳優の村上さんももちろん無事に、何事もなく、ホテルに帰ってもらわないといけない。道案内や会話は全て2人に任せっきり。全くの役立たずではあるが、せめて無力な同伴者として2人の安全を絶対に確保しなくてはいけない。そういうことを思いながら自転車の旅を続けた。



写真1枚目
ヴェリブというレンタサイクル。24時間コースというものを選択している。しかし24時間乗り放題、ということではない。24時間以内に、一回あたり最大45分を六回まで。このあたりが難しいところ。パリのいろいろな場所にこの自転車が置いてあって、時間内にどんどん乗り換えて行くのである。


写真2枚目

凱旋門に自転車で到着した。この凱旋門近辺こそ、獣たちが最も荒々しい場所であって、本当にヒヤヒヤしっぱなしであった。獣たちはテンションが上がってしまうのだろうか。それにしても凱旋門は壮観であった。自転車でここに到着して写真撮影をしている人は他にはいなかった。少し自転車を離れた時、他の観光客がすかさず我々のマネをして自転車にまたがって写真におさまっていた。



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フランス滞在記92
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フランス滞在記93
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2024/04/26

フランス滞在記8

1月21日(日)も早朝に目覚めてしまった。フランスと日本の時差は8時間。フランスが8時間遅れている。



 例えばこれを書いているのはフランス時間で朝の8時17分。その時日本は16時17分。フランスで眠りにつく深夜1時頃は、日本は朝の7時頃。つまり、いつも起きる時間帯に眠っているわけだ。体内時計はある程度正確のようで、深夜1時のフランスで眠りについても、どうしてもすぐに起きてしまう。「オレは時差ボケなんかならないぜ」と凄んでいたが、確実に時差ボケである。





 とにかく早朝に起きてしまってそこから眠れないものだから、もう起き上がるしかない。目覚めているけれども確実に睡眠時間は足りていない。でも眠れない。この状況をどうにか打開しようとこの日も暗い中早朝散歩をしようかと思ったが、残念ながら雨である。散歩は諦めて東浦さんとホテル下のパン屋さんにだけ出向き、本日はショソン・オ・ポムを買った。








 さて本日は自由行動の日。昨日のうちに遠慮しておいたのだが、どうもそういう機運にならなかった。なんだか「自転車で観光名所に行こう」というようなことになっていて、筆者だけヌクヌクとホテルにいるなんてことは出来なさそうである。




 そういうわけで、自転車を借りるためのアプリをダウンロードすることになり、それをあれこれといじっている。なんだか決済の段階でうまく行かないようだ。天気もすぐれないことだし、このまま行かないことになってもいいんじゃないかと思っていたが、そう思った矢先に決済がうまく行ったらしく、出かけることになった。




 せっかくなので前向きに考えようと思う。こういう機会でもないと筆者は何も見に行かないのだ。連れ出して頂いたと思って有り難く頂戴することにしよう。



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西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。














フランス滞在記82
フランス滞在記82
フランス滞在記83
フランス滞在記84

2024/04/24

フランス滞在記7

 昼食後は、パリの中心地に出かけた。ルーヴル美術館、パレ・ロワイヤル、オペラ座、そのあたりを見学した。私の頭ではどこがどこか判別がつかないどころか、ほとんどが難波の髙島屋もしくは神戸大丸に見えるばかりである。本当にこの貧困なイメージの泉はなんとかしなくてはいけないのだが、もう手遅れなのかもしれない。



 この日のメインは何と言っても会場の下見。オペラ座近くの「ワークショップイセ」さんにご挨拶に行くのである。日本酒店と飲食店を通りを挟んで向かい合った店舗で経営なさっている。その飲食店のスペースをお借りして、芝居は上演されるのである。



 お店のカウンターもそのまま使う。カウンター内に客席を置くのだそう。お店のカウンターを使用した演出もあるので、ほとんど目の前にお客さんがいることになる。想像しただけで刺激的である。ワークショップイセの中澤さんとひとしきり打ち合わせをして、超満員のメトロを駆使して、ラ・デファンスに帰ってきたのであった。
 


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