ブログ

Blog

2024/05/14

お知らせです

「オトナのお芝居体験」開催決定致しました!



【日時】

2024年5月19日(日)14時〜16時



【会場】

西宮市甲東園付近(ご予約の際に詳細をお伝えいたします。)



【内容】

昨年ご好評頂いた「オトナのお芝居体験」が復活!



ヘンな理屈は抜きにして、ナマのセリフを読んでみよう。セリフ⇒ワーク⇒再びセリフ、ビフォーとアフターどれだけ変わるか、普段出せない感情を、ここではいっぱい出していい!初めての方大歓迎!



帰り道、あなたは芝居に目覚めるでしょう。





【ご参加料】

1500円を頂戴いたします🙇



【ご予約締切日】

2024年5月15日(水)いっぱいご参加お待ちしております!





お問い合わせ、ご予約はこちらまでgutokudo1792@gmail.com

(全く怖くないのでどうぞお気軽にご連絡ください。)





--
この記事を書いた人

西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。


お知らせです2
お知らせです2
お知らせです3
お知らせです4

2024/05/12

『狂おしい程のタタキ』全文掲載

 寄稿を頼まれた。大変光栄なことと思い、書いてみた。こういう文章ならいくらでも書ける。依頼されて数時間後には初稿を提出できたのだから、とても気分良く書くことが出来たようだ。機関誌に掲載前だが、全文を公開してみようと思う。学生時代の思い出の公演について書け、というお題であった。冒頭にその作品のあらまし(梗概)を載せる縛りになっている。それにしても梗概の編集はなかなか難しかった。作品を要約するのは難しいものである。









--



(公演名)

劇研究部Theater Hi-Wind

新入生ウェルカム公演

『PIERROT〜separate tales〜』





(作品梗概) 

 200年前、世間を騒がせ闇に消えた伝説の窃盗団「VINOSEC」。その子孫たちの中の誰かに、あのワズマイル家の莫大な遺産が相続されるらしい。「窃盗団の子孫に良家の遺産が相続される?一体なぜ?」。その真相を突き止めるため、名探偵ケッティと助手のモックは、捜査を開始。カノ=ワズマイルの残した日記をもとに、VINOSECの子孫たちに接触。苦心の末、ついにその相続人を探し当てるのだが・・・。



「まったく、とんだ道化だな。」



  遺産という言葉に操られ、運命に踊らされた“ピエロたち“の物語。





(これより本文)



『狂おしい程のタタキ』       

 中野聡(2006年卒) 





 劇研の思い出は、徹夜タタキの思い出である。「タタキ」とはもちろん、舞台美術をこしらえることである。当時は夜中に敢行することが圧倒的に多く、旧学生会館劇研究部アトリエでの稽古が終わった23時頃からプラザに出向き、時刻がテッペンを迎える頃、3人の少数精鋭でスタートする。 



 筆者はTheater Hi-Windの初代代表となっていた。ようやく自分たちの代だ!という喜びと改名の責任感に駆られていた。



 「爆劇☆団」から名前を変えた。部員数減少打破のためにイメージを一新したのだ。現代口語演劇から脱却し、大好きな「演劇グループSomething」のようなエンタメ路線に大きく転換した。2003年4月。新しい劇研の出発に、みんなが前ノメリであった。狂おしい程の情熱だった。 



 さて、そんな気合いでもってタタキを始めるわけだが、深夜の2時か2時半頃にはこんなふうになってくる。



「ちょっと休憩しようゼ」



同期のN、及びS.O.L.Eから客演してくれているSと3人でダラダラ坂を下っていき、ローソンに入る。深夜帯は惣菜パンやおにぎりに値引きシールが貼られている。いくつか見繕って、1.5倍のカップラーメンにナミナミとお湯を入れて戻る。夜道で誰かが必ずお湯をこぼして「あちち」と声を上げる。 



 平台にどっかりと腰を下ろし、いざメシ休。満腹になって一息つくと春の夜気が心地良い。気持ちがまあるくなっていき、平台はベッド代わりになりそうだ。おいおい、狂おしい程の情熱はどこへ行った。



「ちょっと語ろうゼ」



 我々は決して演劇論なんか語らない。語るのはもっぱら、恋バナ。「恋愛は人生のヒヤクなり」。飛躍?秘薬?ヒヤクの漢字さえピンと来ない愚か者であったが、議論は白熱して行き、どこかから盗ってきたチョークを片手に平台に板書しながら熱く語り合う。時折襲ってくる眠気を追っ払いながら、さらに夜がふけると若い男達はもう止まらない。「発声練習」と称し、ありったけの大声で好きなコの名前を叫ぶ。名前、それは萌える命だ。 



 こんなに贅沢な時間が他に考えられるだろうか。嫌なことは一切御免被り、野放図もない開けっ放しの自由の中、我々は青春を謳歌したのだ。 



 上ヶ原の空には、クレセントが浮かんでいる。これからどんどん大きくなっていくのだ。どんどん輝いていくのだ。



 4月初旬の朝方はやはり少し冷える。空も白んで来たので慌ててタタキを再開するが、もうどうにもならない。6時頃、片付けをして解散。Nはすぐ近くの寮に。Sは宝塚の文化住宅に。私は仁川沿いのアパートに引き上げていった。 



 今日も朝から授業なのだが、誰も起きてきやしない。また夕方からの稽古で顔を合わせるのだ。今夜も懲りずに徹夜タタキ。狂おしい程の情熱。



(本文ここまで)







この記事を書いた人

西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。





『狂おしい程のタタキ』全文掲載2
『狂おしい程のタタキ』全文掲載2
『狂おしい程のタタキ』全文掲載3
『狂おしい程のタタキ』全文掲載4

2024/05/11

チーム銀河、旗揚げ10周年!

東浦弘樹さん率いる「チーム銀河」による舞台公演があります。フランス公演から4ヶ月。すでに始動されています。きっと面白いのでぜひご覧ください。筆者も観劇に参ります。



『マイ・スウィート・スウィート・ホーム』(フランス語字幕付き)

京都&大阪公演!



2024年創立10周年を迎える演劇ユニット・チーム銀河が旗揚げ公演で演じた戯曲を再演!
チーム銀河の出発点がここにある!



【京都公演】
2024年5月18日(土)15時〜
関西日仏学館(京都)稲畑ホール

(京都市左京区吉田泉殿町8)



【大阪公演】
2024年5月24日(金)〜26日(日)
 24日19時30分〜
 25日13時〜/16時〜
 26日12時〜/15時〜
Regalo Gallery & Theatre

(大阪市西区新町1-12-23

イサオビル2階)



【料金】
一般 前売3,500円・当日4,000円
学生 前売2,000円・当日2,500円



【あらすじ】
結婚19年目の中年夫婦のマンション――夫婦喧嘩の挙句、妻の洋子が寝室に閉じこもってしまう。夫は妻がなぜ怒っているのかわからない。そこへ夫婦の古い友人・田中がやってくる。夫と田中はなんとか洋子が部屋から出てくるよう画策。時間をさかのぼって洋子が怒っている原因を考えようとするが……



【スタッフ・キャスト】
作・翻訳:東浦弘樹(演劇ユニット・チーム銀河)
演出:増田雄
出演:
 立山誉(渋谷ニコルソンズ なにわニコルソンズ)
 白樫由紀子(MC企画)
 東浦弘樹



【ネット予約】
カルテットオンライン
《京都公演》
https://www.quartet-online.net/ticket/msshkyoto

《大阪公演》
https://www.quartet-online.net/ticket/msshosaka

【ご予約・お問い合わせ】
メール unit.team.ginga@gmail.com(演劇ユニット・チーム銀河)
電話 050-3699-3171(株式会社マスダシアターコンサルティング)



※受付・開場は開演の30分前です
※上演時間は80分を予定しています
※未就学児の入場不可



【主催】
京都公演:関西日仏学館
大阪公演:演劇ユニット・チーム銀河


公式ウェブサイトはこちらです


https://toura-h.wixsite.com/team-ginga





--
この記事を編集した人

西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。

チーム銀河、旗揚げ10周年!2
チーム銀河、旗揚げ10周年!2
チーム銀河、旗揚げ10周年!3
チーム銀河、旗揚げ10周年!4

2024/05/10

フランス滞在記16

 ユシェット座にたかっている頃から少し雨脚が強くなり始めたので、予約してあったビストロに早めに向かうことになった。



 今日は社会経験の一環としてフランス料理を頂く。メトロ1のオテル・ド・ヴィル駅に出て、ミシュラン一つ星のBenoit(ブノワ)に行った。「前菜から食べるととても食べきれないよ」というボスのアドヴァイスを受け入れて注文したのはメインとデザートの2つ。「テッド・ドゥ・ボー」と、「シューアイスのチョコレートかけ」。



 テッド・ドゥ・ボーは仔牛の頭の料理。てっきり頬肉のようなものが出てくるかと思っていたら、違った。「丸ごと」ではないにしろ、「各部位」が入っていた。どういう状態であったかはご想像にお任せするが、決してグロテスクなものではない。大阪で言うところのホルモン、ということになるのかもしれないが、とにかくそういったものが、タルタルソースのようなもので絡められていた。これが筆者の舌にはピタリとハマり、あとに尾を引く美味しさであった。


 デザートは、シューアイスを熱いチョコレートに漬け込んで食べる。シューアイスと聞けば、父が東京出張のお土産に買ってきてくれたHIROTAを思い出すが、また全然違うものであった。マダガスカル産のバニラアイスと一緒に食べるシューアイス。これも美味しかった。メインとデザートだけでもう満腹であった。


 その後はワークショップイセにRERで向かった。今日も仕込みをして、通し稽古をする。フランス語字幕を映写する壁に白い紙を貼る必要があるのだが、どうも壁にくっつかない。壁を良く拭いて乾かして、再びトライしたのだが、どうもくっつかない。仕方なく、字幕の方をいじることとなった。黒壁に投影するために全ての文字を白くする。3人芝居のセリフをわかりやすくするため、キャラクターによって色分けしていたのだが、それを白で統一することに方針転換となったのである。

 予定より遅れて通し稽古がスタート。筆者が修正すべきは、
・ラストシーンはもっと演出家にうんざりして
・冒頭の第四の壁越えは、大阪壮行公演とは異なり、「そんなにもいないじゃないですか」で統一する
・大ラスは、準備中に電気も消す

ということであった。


 7時頃ワークショップイセを出て、RERのオベール駅からラ・デファンス駅に向かう。ホテル前を通って、スーパーに行く。ミルク・ビール・パスタなど買い出しをして、夕食となった。



写真①
ブノワ外観。

写真②
ご想像にお任せすると言いつつ、写真を掲載する。これがテッド・ドゥ・ボー。いろんな食感を楽しめるが、ホルモンが苦手な方や、酸味が苦手な方にはアレかもしれない。

写真③
見た目はたこ焼きのようなシューアイス。ホルモンとたこ焼きが出てきて、大阪にいるようであった。

--

この記事を書いた人

西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。














フランス滞在記162
フランス滞在記162
フランス滞在記163
フランス滞在記164

2024/05/08

フランス滞在記15

 9時過ぎに到着。エレベータで東浦さんと増田さんは3階に行く。私は階段で3階に行く。エレベーターがまさかの2人用だったからだ。パリ事務所の所長さんと副所長さんとお話をした。あっという間に1時間経ってしまった。


 ワークショップイセで村上さんと合流して、お店にご挨拶。幾つかの荷物を置かせてもらった。会場を使えるようになるのは14時半以降。それまで我々はサイトスィーイングをしに行く。本日はノートルダム大聖堂に行く。メトロ3のブルス駅からレオミュールセバストポル駅まで出る。そこからメトロ4に乗り換えて、シテ駅まで。ノートルダム大聖堂がすぐそこである。



 現在修復工事中。2019年4月15日に起こった火災にて、屋根の大部分と尖塔が焼け落ちた。バラ窓やステンドグラス、ファーサードは被害を免れ、聖遺物である「茨の冠」をはじめ、貴重な宝物の数々は運び出されて無事であった。と、地球の歩き方に書いてあった。



 大聖堂近くにある収容所犠牲者追悼メモリアルを見学する。その後はセーヌ河岸沿いを散策。小雨のぱらつく中、伝説の劇場の前を通った。カルチェ・ラタンの裏通り、本当に細い道なのだが、そこにひっそりと佇んでいるキャパ80席ほどの小劇場。イヨネスコの2作品をロングランしている。『禿の女歌手』『授業』の2作品。1957年からほぼ毎日上演している。世界最長ロングランとしてギネス認定されているのだと教わった。(地球の歩き方にも書いてあった。)




写真①
修復中のノートルダム。

写真②
ユシェット座に群がる。












--
この記事を書いた人

西宮市で演技レッスンをしています愚禿堂“グトクドウ“の中野です。愚禿堂“グトクドウ“は、演劇を体験してみたい方向けにワークショップを開催したり、すでに俳優として活動しておられる方にはマンツーマンでのレッスンをさせていだく演劇教室です。演劇を習い事の一つとして選択していただけるように日々研究をしています。





フランス滞在記152
フランス滞在記152
フランス滞在記153
フランス滞在記154

PAGE TOP

iconLINEはこちら